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yumeoibito
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香川県三豊市在住。

 非営利で、紙芝居と絵本の読み聞かせパフォーマンスをしている、ひげのおっさんだよ。よろしくね!十八番は、かがくいさんの作品。ばいきんまんの声色、鬼や、閻魔や、やまんばなどの怖いもの系!がらの悪い坊さんとか...。

追伸 2012年6月より一部、「投げ銭」制と、身柄拘束料として時給・日当をお受けする「雇われ」制を導入したので、完全非営利ではなくなりました!悪しからず、ご了承ください。
(あくまでも基本はボランティアです)
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Posted by あしたさぬき.JP at

2014年06月17日

6月16日 元本業でお世話になった O さんに、夜の琴弾公園でシークレット紙芝居



 シークレットが”シークレッット”になっちゃってるけど...。



「観音寺着19時57分です。」

 O さんからメールが入った。

 ボクはかみさんの車に乗り換え、観音寺に向け出発した。

 O さんとは、元本業で十数年のお付き合い。
 
 東京でビジネス誌の編集者をされている。

 今回、「観音寺市で取材があるから、撮影を頼めないか?」という問い合わせがあったのだけど、残念ながら廃業して土建屋に再就職していたボクは、ご依頼を受けることが叶わなかった。

 しかし、前泊で来られるらしい。

 ボクは夕食をご一緒し、機会があったら紙芝居をご披露することにしていた。

 観音寺駅で彼女をピックアップし、先ずは銭形の砂絵を見せるため、琴弾山の上に車を走らせた。

 なんと彼女、東京駅で買って食べた弁当が、銭形を模した物だったらしい!(なんという偶然!)

 宿に荷物を降ろし、ボクの案内で骨付き鳥屋さんへ...。

 地元産の茹で小海老を食べ、カツオのタタキを食べ、ニシガイの刺身(茹でてある)を気に入り、親鳥の骨付き鳥を食べ、生ビールを飲み、冷酒を空けた。(ボクはノンアルコールビール)

 「喜んでくれてよかった!」

 その勢いのまま、宿の目の前の琴弾公園のベンチで、お約束の紙芝居上演の始まり始まり〜!

 21時を30分以上回り、既に公園は真っ暗闇!

 仕方がないので、ベンチに銀マットを敷き、車のライトで舞台照明を...。

本日のお題(リクエスト) 「くもの糸」「モチモチの木」「さらやしきのおきく」

 デートに来たと思しき車が、海岸の方へ入って行く。

 夜の散歩(ウォーキング?)をしていた人々が、不思議そうな顔をして、三脚&舞台の後ろを通り過ぎて行く......。

 でも、拍子木の音を轟かせ、彼女のリクエスト3作に応えた。

 いかん!眠い...。

 申し訳ないが、続きは明日の...。 (悪しからず!)

    よろず語り部 夢追人拝

 続きです!

 ボクも色々な所で紙芝居をして来たけど...。

 こんな夜の真っ暗闇の中、それもお客一人を相手に紙芝居を演じたことはない。

 しかし、何というラインナップだろう!

 リクエストに応える形だけど、一作目が「くもの糸」...。

 「このスチュエーションでこれを選ぶか?」

 二作目「モチモチの木」は、彼女はボクのアクセントとは違う、”モ”を強く発音する読み方で表していた。

 上手く書けないけど、同じタイトルを言っているとは思えない感じ。

 これは、きっと幼少期に親がどういう風に読んで聞かせたが、違っていたからなのだろう。

 「ゴメン、オレはそういう風に発音しないから、いつもの様に演じさせて貰うよ!」

 ボクはそう断ってから、紙芝居を始めた。

 最後の「さらやしきのおきく」。

 ボクは、何のリクエストもなく「お薦めを一作!」と言われたら、これを演るつもりだった。

 最後に選んでくれてよかった!

 これまた、この状況で読むにはぴったり?の...。

 彼女は編集者をしているだけあって知識もあるし、元々、落語や歌舞伎が好きかも知れない。

 この紙芝居の元になった、怪談「番町皿屋敷」を知っておられるのだろう。

 実演真っ最中に「あれ、青山主膳って独身でしたっけ?」との質問。

 オチまで演じ切ると、「こんなお話でしたっけ?」と...。

 「これは落語家の桂文我さんの脚本で、子供用にお話をアレンジしてあるので...。」と伝えたが、納得の行かないご様子。

 O さん、あれだよ!

 「子供相手に、”正妻がいるのに女中に懸想して....”って愛憎ドロドロのお話は、聞かせたくなかったんじゃない?」

 しかし、長時間に渡る紙芝居観覧、ありがとうございました!

 「今日の仕事、頑張ってくださいね〜。」

 お宿の関係者様、怪しい状況に偶然出くわしてしまった方、夜分に大変ご迷惑をおかけいたしました。

 一応は音を絞ったつもりですが、さぞかしうるさかったんでしょうね?

   よろず語り部 夢追人 多謝
  


Posted by yumeoibito at 05:52Comments(0)絵本語り日誌