2014年07月18日
★今週末の予定

暑いですね〜?
明日から三連休です!
しか〜し、明日は丸一日「職長教育」研修...。
朝から夕方まで、びっしりです!
で、20日は
午前中は詫間町図書館で「英語のおはなし会」観覧。
ようやく、観覧が実現するのか?
午後は高松で、「さぬきの国 紙芝居サミット」のエントラント、石井さん出演のコメディ演劇を観覧!
石井昌文さんのfacebook
https://www.facebook.com/kamishibai.masa
さて、翌21日なんだけど...。
今のところ未定なんだな〜!
どこかオープンエリアで「ぶらり紙芝居屋 夢追人」でもいいし、詫間町箱で行われている「アート体験 in 箱浦」を覗きに行ってもいい!
「週刊みとよ ほんまもんRadio!」より、7月のイベント情報
http://mitoyo-honmamon.seesaa.net/article/401801118.html
まあ、「アート体験」で、いきなり紙芝居をやらせてくれって言っても、それは無理だろうけど...。
21日の予定についいては、決まり次第、追ってブログアップいたします!
よろず語り部 夢追人拝
2014年07月18日
☆8月9・10日 〜みとよたからを未来(あす)へ繋げるお遍路体験〜サポーターに登録

地元、香川県三豊市の青年会議所の企画で、夏休みに小学生たちに雲辺寺から弥谷寺まで一泊二日で歩き、お遍路体験をして貰おうというのがある。
「2014年度みとよふるさと探検隊 〜みとよたからを未来(あす)へ繋げるお遍路体験〜」という事業だ!
みとよふるさと探険隊 facebook
https://www.facebook.com/pages/みとよふるさと探険隊/198524896937902
今回、ボクはそのサポーターとして登録、参加することとなった。
☆8月9日 雲辺寺〜大興寺〜琴弾荘
8月10日 神恵院・観音寺〜本山寺〜弥谷寺
サポーター周知会が7月27日にあるので、詳細はそれからだが...。
小学生たちと一緒に歩き遍路をし、先達三人、青年会議所のメンバーたちに混じって、子供たちのお世話をすることになるらしい。
ボクは2007年10月〜11月に、四国霊場歩き野宿遍路を結願しているので、何らかお手伝いができないか、
また、子供たちの前で、仏教紙芝居をする機会がないかと思って、今回、サポーターに申し込まさせていただいた。
どの様な形での参加となるか、まだよく分からないけど...。
少なくともボクは笈摺(白装束)を着て、和袈裟をし金剛杖をついての、作法通りのスタイルで、子供たちの列に加わるだろう。
8月9日は夕方に「ふれあい夜市 2014」を控えているため、途中でコースを外れることとなるが、それは青年会議所スタッフにも既にお伝えしてあり、問題ないはず...。
後は、紙芝居上演の機会を与えていただけるかどうか...。
「まあ、それは本筋じゃないので、無理は申しますまい!」
流石に、読経の機会ぐらいはあるんでしょうね?
島遍路(小豆島霊場)歩き野宿遍路の際の告知 クリックで拡大表示
しかし、夏休みに合わせた企画とはいえ、とんでもなく暑いこの時期に小学生対象の歩き遍路...。
「結構、キツいよ〜!皆、大丈夫?」
看護士も同行するらしいけど...。
サポーターのはずが逆に皆に迷惑をかけない様、体調管理に気をつけてボクも頑張ります!
よろず語り部 夢追人拝
2014年07月15日
子供たちの自尊感情の欠如は、どこから?

昨日の続き!
宇多津中学校図書館司書の大川さんの講演で、ボクが一番引っかかったワードはこれ、
「子供たちの自尊感情が低いんです...。」
昨日ボクが書いたことは、全てここに集約される。
そうなんです!現代の子供たちの自尊感情は、極めて低い様にボクも感じる。
親に愛されて育った実感がないのではないか?
望まれて、この世に生を受けた実感がないのではないか?
親にすら受容されてない、疎外感を感じながら育ってはいないだろうか?
ボクはそう危惧している!
交流会終了後、ボクは大川さんに声をかけさせていただいた。
「先程の講演で、『子供たちの自尊感情が低い。』とおっしゃっておられましたけど...。学校の教育現場で、やはりそう感じるんですか?ボクも感じてはいたんですけど...。」
「はい。」
「家庭の事情もあるかとは思いますが、乳幼児期にああいう扱いを受けて育てば、無理もないことだとボクは思います。視線を合わせずに生返事とか...。携帯などを操作しながらの”ながら子育て”とか...。」
ボク達大人は、手厚く育てるべき幼児期に放ったらかしにしがちで、むしろ放っておいてやって欲しい、思春期にヤケに手厚いサポートをしてしまってるんじゃないの?
幼児期の愛情不足を補う様に...。
「三つ子の魂百まで」、もう正直、今更手遅れだと思うんだけど...。
「不来方の
お城の草に寝転びて
空に吸はれし
十五の心」
石川啄木
思春期ってのはさ〜、自分自身で求めて、自分自身で探って、自分自身で懊悩して、自分自身で試行錯誤し、自分自身で壁にぶつかり、自分自身で掴む時期だよね?
それを大人が先回りして、「こういうものが必要だろうから...。」とか、「こういう風に悩むんだよね?だから、こんなサポートを...。」とか、正直要らなくない?
お仕着せは、むしろ自立を妨げるんじゃない?
”自分で手に入れた感”っていうかな?苦労して、”自分だけで成し遂げた感”というか?
そんな、カタルシスは必要だよね?
それを大人の手柄にするのは、ボクはズルいと思う!
いいじゃん!失敗しても...。
いいじゃん!壁にぶつかっても...。
どうせ大人になったら、自分自身で何とかしなきゃなんないんだよ!
上手くできようが、できまいが...。
今は学生ということで、その予行演習期間みたいなもの。
本番はまだ先だし、本当にどうにもならなかった時にサポートできる様に、親も先生もいる訳だよね?
どうにもなくなるまで、手を出さない育て方ってのも大事じゃない?
先に先に回って、”転ばぬ先の杖”を差し出し過ぎると、子供たちは失敗した経験から学ぶことができない!
そこからリカバリーする術を学習できない!
”親”っていう字は、木の上に立って見るって書くよね?
つまり、手を出さずに見守るってことさ!
もちろん、どうにもならなくなった時は、全力で、命がけでサポートする。
それが、”親”であり、人生の先輩としての大人の立場なのではないだろうか?
子供たちに”失敗の機会”、”葛藤の時間”を与えることこそ、大人の務めなのではないだろうか?
一人で生きて行ける様に育てることこそ、本当の意味の”育児”だと思う。
子供の遊び相手になってやることや、オムツ替えをすることだけが育児じゃ〜ない!
話が変わるけど、ボクは釣りをする人だけど、いろいろな釣り方がある中で、「穴釣り」って分野があるのだけど...。
テトラポッドや岩などの隙間にエサのついた針を落し込んで、根魚(穴の中に潜んでいがちな魚 例えば、カサゴ、メバル、アイナメなど)の目の前でエサを散らつかせる。
普通はそれらの魚が外に出て来るのを待って、穴の外側で釣るものなんだけど、もうね、直接目の前にエサを送り込んでしまう釣り方。
何かね...、それが浮かんだ...。
子供たちが穴から出て来るまで待てないっていうか...。
子供たちを、余計ずぼらにするっていうか...。
「君たちさ〜、自分で求めなよ!自分で探しなよ!大人たちの敷いたレール通りじゃ、つまらなくないかい?沢山の本から、自分自身で見つけ出した自分にとってのこの一冊!そういう本に出会った時の喜びは、誰かに薦められた本とは、一味も、二味も違うよ!もちろん、スカを食らう時だってあるさ...。でも、だからこそ苦労して手に入れた一冊の有難味が増すんじゃん!」
ああ、グズグスな文章になって来てるけど...。
ボクが何が言いたいのか、分かる?
よろず語り部 夢追人拝
追伸 今の学校の現場が、そんな”子供たちの失敗”を許す余裕もないのが、現状なのかも知れない!
今の、学校の現場は、中学校に限らず、小学校でも、幼稚園や保育所でも厳しい状態なのだろうと想像する。
でも...。
2014年07月15日
「図書館ボランティアネットワークかがわ」交流会の講演を聞いて、我思う...。

さあ、「図書館ボランティアネットワークかがわ」交流会の記事、再開です!
「ユープラザうたづ」の二階の会場に着くと、受付で「会場内での写真撮影は禁止です。」と言われた。
「ええ〜、そんなの言われたの初めてだよ!去年まで何も言われなかったのに...。」
そして、上の「さぬきの国 紙芝居サミット」企画宣伝グッズの掲示をお願いしたら...。
「各団体、配布用にA4サイズのチラシのみ展示可能です!」
の対応...。
「ああ〜、折角作ったのに...。残念!」
並べられたイスの最後列に席を取り、入口近くのテーブルに、封筒に入れた企画書のみを展示させていただく。
活動報告のアルバムを置くスペースはなかった...。
今回の講師は、地元、宇多津中学校の図書館司書、大川治美さん。
「それは1枚のポップから」〜宇多津中学校図書館活動実践報告〜というタイトルでの講演だった。
で...。
ここから書くことは、紙芝居と絵本の読み聞かせのおっさん、よろず語り部 夢追人としてではなく、中三、中二の娘を持つ、一父親の意見と感想とだということを宣言させていただきたい!
というも、ボクは彼女の講演を決して笑顔では聞けなかった...。
思春期の子育て真っ最中である、父親の立場を離れられなかったからだ...。
が故に、かなり否定的な意見を表明せざるを得ない!
でも、これは講師の方の活動を否定するものでも、中傷するものでもない!
「一人の父親が過剰反応しているだけ...。」と受け流していただいて結構だ。
しかしながら...。
「こんな受け取り方、こんな考え方もあるのだな。」という意味で、参考意見の一つにしていただけると幸いだ!
さて、宇多津中学校では、図書館司書として大川さんが就任してから三年間の間に、図書館の蔵書の貸し出し件数が倍々のうなぎ上りの増加を記録しておられるらしい!
まず、内装のレイアウトにかなり気を遣っておられる様で、校内の備品で捨てられるはずだったソファーを再利用し、また、おはなし会等にもよく使われるフロアマットのスペースを展開、そして、衝立て等の陰に一人用のイスもレイアウト、独りになりたい時もあるだろう、思春期のメンタリティに寄り添った形だ。
そして、「先生、まるで本屋さんみたいだね?」との感想を貰ったという、新刊を平積みする展示法。
そして、ある才能のある図書委員により始まった、生徒たち自身による、お薦めの本の紹介手書きポップ。
選書は、生徒たち、授業に蔵書を使う教科の先生方のリクエストを優先し、なるべくリアルタイムに新刊を購入・導入するべく、手続きを見直したという。
貸し出しも、「予約制」を導入して、生徒たちの「読みたい」という思いにレスポンスよく対応。
こう書くと、「いいことばかりじゃん!どこに否定的な意見を挟む余地があるのさ?」という声が上がるだろう...。
実際、講演会を聞いておられた、ほとんどの参加者(読み聞かせボランティアさん&図書館スタッフさん&学校司書さん)は、和やかに、笑顔で聞いておられたし、
「大川さんの様な司書さんが香川県内全ての学校に配置できたら、如何に生徒たちが本に興味を持ち、読書率が上がるか...。」
との賛辞が飛び交った。
ボクもそう思うし、一面喜ばしいことの様に感じた。
しかし、その反面...。
余りに手厚過ぎて、「そこまで、腫れ物と触る様に?そこまで、転ばぬ先の杖を用意し、外堀を埋めてやる必要があるの?」と、感じてしまったのも事実だ!
例えば、バレンタインデーの時期の前には、お菓子(特にチョコレート)の本のリクエストが多いので、多めの冊数を購入して準備。
親父としての意見 「そんなん、自分で買わせろ!もしくは、町の図書館の本棚を漁って来い!」
例えば、秋の合唱コンクールに合わせて「合唱のノウハウ本」を購入。引き合いが多ければ、各クラスに当たる様に冊数を増やす計画。
親父としての意見 「皆でシェアせんかい!同じ本、クラスに一冊ずつ要らんやろ?『兄弟で同じ物を買い与えないと、喧嘩するから...。』って論理か?」
例えば、「子供に満足に食事を作らなかったり、家事も疎かな家庭の子もいるので...。」と、「13才にもできる基本的な家事のハウトゥー本」を購入。
親父としての意見 「.......。」(苦笑)
例えば、「いじめとかの悩みもあると思うので...。」いじめや引きこもりを題材にして、”前向きな終り方”で描かれた小説などを購入。
親父としての意見 「..... 。」(涙)
例えば、「ストレスが多い年頃なので...。」癒し系な感じの漫画を購入。
親父としての意見 「だからって漫画じゃなくても...。」
例えば、「同じ中身の本でも、表紙がアニメっぽいイラストだと手に取り易いみたいで...。」
具体例 「魔女の宅急便」(角野栄子作)を、敢てイラスト表紙の文庫版を購入。
親父としての意見 「確かに貸し出し件数は増えるだろうけど、そこまでおもねらなくても...。」
例えば、「生徒間の目下のトラブルの原因である...。」SNS(ソーシャルネットワークサービス)関連の本を購入。
親父としての意見 「そりゃ、確かに必要だろうけど...。妊娠やエイズが怖いからって、学校でコンドームを配るやり方だな...。」(品の悪い例えで申し訳ない!)
例えば、「いろいろ家庭の事情があるので、両親揃ってて親子仲良しみたいな本は、誰彼には薦められない。」
親父としての意見 「結婚してない人の前では、結婚の話はNGみたいな?子供のいない人の前では、子供の話はできないみたいな?本当に腫れ物に触る様な気遣いだね?そこまで気遣われたら、却って、気まずくな〜い?」
まあ、いろいろ書いたけど...。
自分の思春期を考えてみて、当時の親や先生たちは、これ程までに腫れ物に触る様な気遣いで、ボク達に接していたろうか?
ボクは、ヤンキー全盛の時代に中学生だったんだけど...。
「ナメねこ」「マジソンバック」「ボンタン」「短ラン」(最早、長ランではなかった!)「剃りこみ」「学ランの裏地に刺繍」「裏ボタン」
ボクはどノーマルの学ランを着て、「先生の犬」と、ヤンキーから目をつけられる存在だったけど...。
当時のあいつらだって、それぞれ家庭の事情もあっただろうし、勉強ができないなどの劣等感とも戦っていたことだろう。
先生や社会は、彼らを気遣うどころか忌み嫌い、彼らの存在自体を否定してたけど...。
また、そのことに対する反発のエネルギーが、彼らを強くもし、また、「見返してやる!」という発奮の起爆剤にもなっていた様に思う。
事実、ヤンキー上がりで社会的に大成している人は少なくない!
話は戻るけど...。
正直ボクなら、ここまで先回りして杖を差し出され、「あなたのためを思って...。」的なことをされると、むしろうんざりする!
現代の思春期の子たちの受け取り方は、ボクら世代の感じ方と、最早180度違うのであろうか?
興味深いエピソードとして、
「ぱじ」(村上たかし作)集英社(コミック)についての紹介で、
両親に死なれた女の子が、おじいちゃんと住んでいて、親代わりのおじいちゃんと孫娘の生活を描いたコミック。
おじいちゃんがキティちゃんのアップリケ(刺繍だったかも)をするのだけど、当然上手くできなくて、とてもキティちゃんには見えない。
でも、孫娘は大喜びしておじいちゃんに...。
というシーンがあるらしい!
「◯年生の男子が、『先生、あのシーンいいですよね?』って、笑顔で言うんですよ!大人が読んでも本当に癒される、素敵なお話なんです!」
講演会を聞いていた皆は、思わず「いい話!」と笑顔がほころんだけど...。
ボクには笑えなかった...。
「中学校◯年生の男子が、女の先生(司書)に、素直にこんな一面を見せてしまうものか?今時の子は...。ボクら世代だったら、泣ける話に内心感動し、目に涙を溜めていたとしても、それを他人に悟られる様な真似はしなかったであろう。ましてや、女の先生相手に...。照れもあるけど、男の見栄で、『そんな本やかオレが読むかい!先生、オレは男やで!なんでそんな女が読む様な本を読まないかんの?情けない。』くらい言いかねないお年頃のはずなのに...。」
最近の子って、幼いんか?
それとも、逆に老成してるのか?
いかん!疲れて来た...。
老成してるのはボクか?
取り敢えず、今はここまで...。
続きは、まだまだあります。
中三、中二の娘の父ちゃん拝
追伸 ここまで好き勝手書いてるけど、これでも、司書の方に文句を言ってるつもりはないんです!
ジェネレーションギャップに戸惑ってるだけのこと...。
今、正に、思春期の娘たちと戦ってますので...。
皆、親子間でもここまで気遣って、毎日を送ってるの?
なら、ボクはかなり昔気質な父親をやってることになるな〜。
まっ、変える気もないけど...。
2014年07月14日
7月13日 『劇団まる』さんをアンファームに→「図書館ボランティアネットワークかがわ」の

朝4時から昨日の記事を書き足し始めて、6時前に書きかけのまま一度公開し、そのまま自治会場に子供会キャンプの片付けを!
帰って来て、再び記事を書き始める...。
「いかん、間に合わんやん!」
何とか記事を完成させ、地元、三豊市財田町のアンファームに『劇団まる』さんを訪ねる。
ブログ、紙しばいの『劇団まる』
http://gekidanmaru.ashita-sanuki.jp/
アンファームさんは、マンゴーやドラゴンフルーツなどを栽培し、レストランとトロピカルフルーツショップを兼ねたお店。
今年、開店5周年を迎える!(らしい)
『劇団まる』さん、ブロガー仲間の「あそ美」さんのご紹介で、イベントでの紙芝居をご依頼されたらしい。
本日、ボクがキャンプの後片付けをしてる間、結構な雨が降っていた!
正直、ボクのこころに浮かんでたのは「『まる』さん大丈夫かな〜?」だ...。
さて、晴れてこそいないが雨の心配もなく、『劇団まる』さんは汗をかきかき既に実演を始めてた。
かなり、お客さんも多い!
『劇団まる』さんは、子供の姿を見つけると、「紙芝居観て行かない?」と盛んに勧誘し、ず〜っと実演を続けた。
奥では「あそ美」さんご夫妻が、流木アートなどのワークショップをしている。
あそ美さんブログ
http://kusakizome.ashita-sanuki.jp/
観客席に座って勧誘も引き受けているし、『まる』さんのタブレットで実演記録写真も撮っているご様子。
それにしても、本日予定されていた和太鼓のグループの演奏が雨のためになくなり、『劇団まる』さん、終日のロングラン公演になったらしい!
『まる』さん、珠の様な汗を流してたけど、でも、結構その状況を喜んでいたよ!
『まる』さん、ゴメン!宇多津に行かなくちゃ!
よろず語り部 夢追人拝

午後からは、「図書館ボランティアネットワークかがわ」の年に一度の交流会!
もちろん、「さぬきの国 紙芝居サミット」の宣伝用、出演者募集告知用に、上の写真の一式を持参いたしましたとも!
今年の講師は、会場である「ユープラザうたづ」のある宇多津町の、宇多津中学校の図書館司書さん!
って、ここまで書いて来たのだけど....。
今日も最後まで書き切らない!
眠くて耐えられない!
「図書館ボランティアネットワークかがわ」の交流会は、明日、改めての記事といたします。
よろず語り部 夢追人拝
2014年07月10日
提言 「手厚過ぎる子育て支援が母親を甘やかし、堕落させてはいないか?」

なんともケンカ腰で、炎上しそうなタイトルだけど...。
まあ、読むだけ読んでみてよ!
先ずは、このリンク記事からどうぞ。
「よろず語り部 夢追人 恋愛語り」から 夢(夢追人)の対談 VS 平塚らいてう
http://ameblo.jp/yorozukataribe/entry-11104609187.html
「よろず語り部 夢追人 恋愛語り」より 夢(夢追人)の対談 VS 平塚らいてう その二
http://ameblo.jp/yorozukataribe/entry-11108275114.html
まあ、こういう考えを持っているおっさんがする提言な訳で...。
これは、どこの施設のことだとか、どの利用者のことだとか、そういうことは関係ない!
総じてそう感じる瞬間があり、ボクは常々疑問に思っているということである。
先に断っておくけれど、これは例えば、子育て関係のNPOの存在を否定するものであったり、そこで頑張っているスタッフさんたちを攻撃しようという主旨のものではない!
また、全ての利用者がそうだという訳でもない...。
「そんな母親もいるよね〜?」的に受け取っていただけるとありがたい。
さて、香川県内にも子育て支援関連の施設は沢山あり、いろいろな形でサポートが行われている。
子育て講座あり、おはなし会あり、ワークショップあり、遠足やBBQあり、ダンスやマッサージや、アロマやネイルや....。
本当、いたれり尽くせりだ!
それ自体にどうのこうの言うつもりはない!
核家族化した現代の家庭、見ず知らずの土地での子育て、子育て支援施設が孤独に陥りがちな母親の福音になっているのは確かだと思う。
同じ月齢の子を持つママ友ができ、孤独を感じなくなった。
同じ悩みを持つ同士で相談し合えるし、「自分だけが悩んでるんじゃないんだ!」って安心もできる。
先輩ママからのアドバイスも、大いに役に立つだろう!
いいことも一杯ある!
でも....。
何でもタダでサービスして貰って当たり前。
子育てしてるんだから、多少のことは周りに我慢して貰って当たり前。
タダのものなら必要以上に幾らでも自ら手を出し、品物やサービスを独り占めしようとはしてないか?
いつからこんなに「子育て」が、”特別偉いことをしてる”様な雰囲気で、免罪符、特権階級的扱いになったのだろう?
ボクも三児の父親だけど、今の母親たち(何割かの)の振る舞いを見ていると、正直
「お前何様のつもり?」
と思う瞬間がある!
「あのね、子育てなんて誰だってしてるんだよ!あんただけが偉いんじゃないし、あんただけが苦労してる訳じゃ〜ない!」
あなたの親も、またその親も....。
あそこの人も、ここの人も、昔の人々も....。
皆、み〜んな、父親、母親をやって来たんだよ!
「何だよ、その自分だけが苦労してます的な感じは...。『大変なんだから、周りに迷惑かけたって仕方がないでしょ!』みたいな振る舞いは!」
ボク自身、いろいろな子育て支援施設に出向いて、ボランティアで紙芝居や絵本の読み聞かせをしているけど...。
別にボクは、それに感謝して欲しいとか尊敬して欲しいとか、そういうことを言いたい訳じゃない!
そこでいる時に垣間見る、母子の距離感の問題なんだよ!
誰か面倒を看てくれる人がいると、完全に子供の世話を丸投げで、スマホをいじっていたり...。
我が子の方をちっとも振り向きもしないで、ファッション雑誌に見入っていたり...。
子供が喧嘩したり、他の子を傷つけたりしているのに気づきもせずに、井戸端会議してたり...。
もちろん、家に帰ると母子二人きりで、どこに行くにも子供がへばりついて来て、携帯も、読書も、トイレすら落ち着いてできないのを、ボクも知っている。
短い期間ではあったけど、ボクも身をもって体験した!
でも、子供の”放し飼い”はよくない!
*注 ”放し飼い”参考文献 「ガラスの檻の住人たち」:当ブログ「夢とも限定公開カテゴリー」にて一部公開(現在は一般公開中)
*注 「ガラスの檻の住人たち」=ボクが三女を子守りしていた時期、児童館で見た、母親の有り様が余りに目に余ったので、腹立ちまぎれに書き始めた育児エッセイ。
「絵本語り」オリジナルより、「夢とも限定公開カテゴリー」
http://yorozukataribe.blog41.fc2.com/blog-category-9.html
子育て支援施設は無料の託児所ではないし、ボクも、ボランティアで子守りに行っている訳じゃ〜ない!
毎日毎日いろいろな施設を渡り歩いて、子供をスタッフ任せにしている母親がいることを、ボクは知っている。
スタッフサイドもヘビーユーザーに対して、自分たちの利用実績に繋がってるから、無下には言えないのだけど...。
内心スタッフから迷惑に思わている母親、子供が可哀想だと思われている母親は、きっとどの施設にも存在することだろう!
例えば、読み聞かせボランティアの「おはなし会」を例にとると、
「おはなし会」を渡り歩いて、自分では我が子に絵本を読んであげない母親もいる。
「自分は下手だから...。皆さんに代行して貰ってます!」だって...。
ボクは前記事「夢追人の想う、「母親(父親)の膝の上でしか伝わらない聖域」で、母親(父親)との時間は蜜月であり、それは聖域であり何事にも代え難い、と書いたが...。
幾らボクが気を遣って遠慮したところで...。
そういう人は、誰かが肩代わりしたら、それで十分だと思ってるんだろうな。
「あなた(母親)の代わりは、誰にもできないんですよ!」
どんなに料理が下手でも、どんなに絵本を読むのが苦手でも、例え、いつも怒ってばかりでも...。
その子にとって、あなたは誰にも代え難いNo.1なのです!
そこは、是非、履き違えないでいただきたい!
もっと、自分の子育てに誇りとプライドを持って欲しい!
「イクメン、イクメン!」と騒いでいるけど、父親が育児に参加するのは当然のことだよ!
ちっとも、特別じゃない!
それに、子育て支援施設に子供を連れて来て、スタッフ任せでぼ〜っとしてるだけで「イクメン」扱いは、正直、如何なものかと思う!
子供が独り立ちできる様に、自分自身で生きて行ける様に育てて、初めて育児と言えるのだと思う!
育児は、”育自”!
子供を一人で行きて行ける様に育てるには、先ずは自分自身が自分を人として成長させて、大人にならなくては。
ボクら大人は、年齢は大人かも知れないけど、決して人間として成熟してる訳ではない!
子育てを顧みず、ファッションや、何となくの自己実現に夢中で、我が子とガチで向き合わないでいると、決して、人としての成長はないよ。
育てられてない子供は、いつまでたっても人間にならないし...。(「人としての躾をされていない子供は、まだ人間ではない」という考え方があるの知ってる?)
あなたのお子さん、そのまま身体だけが大きくなって、それで、一人で生きて行けるのかな?
子育ては誰でもしてることだけど...。
決して安易なことではないし、育てる親も自らを育てて...。
だから、苦しくって当たり前なんだよ。
楽しようとしなさんな!
よろず語り部 夢追人拝
2014年07月09日
夢追人の想う、「母親(父親)の膝の上でしか伝わらない聖域」
もうお気づきだとは思うけど、ボクが子供たちの前で読み聞かせる絵本には、かなり偏りがある!
今では、紙芝居のおっさんがメインになってるけど、ボクも最初は絵本の読み聞かせが始まりだった。
ブログ「よろず語り部 夢追人 絵本語り」は、そのタイトルを見ても分かる通り、紙芝居屋のブログではなく、元々絵本の読み聞かせのブログである。
段々と紙芝居に軸足が移って来たのだ。
もちろん、今でも絵本は読むし、ボク個人で買った絵本も少しはある。(子供たちの絵本を入れたら、結構な冊数になる)
「読み聞かせ請負人」として待機している時は、「これ読んで!」と持て来られた絵本を読むので、子供に絵本の選択権があるのだけど、ボクが子供たち(複数)の前で読み聞かせる絵本を選ぶ時には、決して踏み込まない”聖域”が存在する!
でも、これはボクの想う聖域であって、他の読み聞かせボランティアさん(主に女性)には、むしろ是非読んであげたい絵本のセレクトに入っているかも知れない...。
分かり易く具体的な例を出すと、
どい かやさん作・絵の「ハーニャの庭」とか...。
これは、ボクが勝手に想ってるだけなんだけど、ボクにとっての「母親の膝の上でしか伝わらない聖域」って奴だ!
ボクは、これを子供たち皆の前で読むことはない。
「ハーニャの庭」はハーニャ(猫)の暮らす家を定点観測的に描いた絵本で、季節の移ろいや、庭や、裏山に現れるいろいろな生き物との交流、飼い主の日常などを淡々と、しかし、繊細に、しっとりと表現している素敵な絵本だ。
うちのかみさんの大のお気に入りで、彼女作の「ちりとちりり」シリーズも何作かうちの本棚にはある。
ボクもチビを膝に乗せて、何度も何度も読んで来た絵本だ。
でも、ボクはこの作品を沢山の子供たちの前で読もうとは思わない!
あの絵柄の細かさ、物語の描き方の繊細さは、どうしても膝の上の距離感でないと伝わらない気がして...。
チビ(三女)が2歳半の頃、ボクは資格を取るために講座を受講していたかみさんに代わり、週に二・三日、一日8時間、子守りをしていた。
ほぼ毎回、当時住んでいた近隣の、東京都清瀬市の大型児童館に通っていた。
長女の時も、次女の時も、決して絵本を読んでいなくはなかったと思うが...。
ボクにとって、これ程絵本を集中的に読んだ時期はなかった気がする。
児童館の幼児部屋に入ると、チビはボク用に大きなクッションを引き摺って来てボクを座らせ、本棚からツバメの様に絵本を運んで来る。
1冊読んでまた次を、2冊読んでまた次を...。
本棚に置いてある10冊程の”その月のセレクト”を、ほぼ毎回、全作読まされる。(男の子が好きそうな戦隊ものの写真絵本は手に取らない)
一通り読むと満足してボクの膝から下り、おもちゃの方へ行って他の子供に混じって遊び始める。
たま〜にボクの方を振り返り、ボクが微笑み返すと、安心した様に遊びに戻って行く...。
そんな生活を、一年以上続けた!
膝の上にいる時、汗かきだったチビから立ち昇ってくる甘酸っぱい梅酢の様な匂い...。
懐かしくも、切なくなる思い出だ!
あの距離感、膝に伝わる温もり...。
同じ絵本を、同じ方向から見る。
読んでいる最中にチビが、気になった所に手を伸ばす。
「ああ、鹿さんがおるな...。」
「こっちにはお花が咲いてるよ!」
読むのを中断しながら相槌を打ち、時に顔を見合わせ...。
笑顔を交わす。
この光景がボクにとって、”読み聞かせ”の原風景だ!
「おはなし会」的に、皆を集めて読むのはあくまで二次的なもの。
ましてや、紙芝居のおっさんの実演は....。
今でこそ、ボクは絵本の読み聞かせをパフォーマンスとしてやっているけど、それと“膝の上”は、同じ絵本を読みはするけど、次元の違うものだと認識している。
あっ!後、子守唄代わりの枕元での絵本も...。
他に適切な言葉が浮かばないし、皆に分かり易く、この「読み聞かせ」って語彙を使っているけど、ボクは正直余り好きな言葉ではない!
「絵本の朗読」じゃ何だし...。
「絵本語り」は、他の人には通じないし...。
皆、「読み語り」とか、いろいろ新しい造語を生み出すけど...。
イマイチしっくり来ないね?
語彙は兎も角、母親(父親)と一対一の時間と、一人の読み聞かせボランティアと複数の子供たちの時間は、正直似て非なる物だとボクは思う!
前者は、やっぱり特別なんだよ!
幾ら、ボクたち読みき聞かせボランティアの技術が優れていたって、幾ら、選書に力を入れたって...。
親子の時間に勝るものはない!
ボクはそう思う。
もちろん、そんな聖域的な作品を皆の前で読んだっていいのだ!
まあ、ボクのキャラじゃないし...。
正直、ボクの声色、雰囲気と噛み合ないってだけのこと...。
女性で、優れた読み聞かせの演じ手であれば、例え、皆の前で読んでも、子供たち一人一人のこころに、”母”の存在を感じさせることが可能かも知れない...。
膝の上の気分を味わうことすら、可能かも知れない...。
残念ながら、ボクには無理だ...。
だから、ボクには手を出せない聖域がある!
いや!手を出せないのではなく、手を出さない、「出したくない!」結界なのだ...。
母子(父子)の蜜月のために、取って置きたい領域!
ボクはむやみに踏み込めない....。
大事にしたいところだ!
よろず語り部 夢追人拝
今では、紙芝居のおっさんがメインになってるけど、ボクも最初は絵本の読み聞かせが始まりだった。
ブログ「よろず語り部 夢追人 絵本語り」は、そのタイトルを見ても分かる通り、紙芝居屋のブログではなく、元々絵本の読み聞かせのブログである。
段々と紙芝居に軸足が移って来たのだ。
もちろん、今でも絵本は読むし、ボク個人で買った絵本も少しはある。(子供たちの絵本を入れたら、結構な冊数になる)
「読み聞かせ請負人」として待機している時は、「これ読んで!」と持て来られた絵本を読むので、子供に絵本の選択権があるのだけど、ボクが子供たち(複数)の前で読み聞かせる絵本を選ぶ時には、決して踏み込まない”聖域”が存在する!
でも、これはボクの想う聖域であって、他の読み聞かせボランティアさん(主に女性)には、むしろ是非読んであげたい絵本のセレクトに入っているかも知れない...。
分かり易く具体的な例を出すと、
どい かやさん作・絵の「ハーニャの庭」とか...。
これは、ボクが勝手に想ってるだけなんだけど、ボクにとっての「母親の膝の上でしか伝わらない聖域」って奴だ!
ボクは、これを子供たち皆の前で読むことはない。
「ハーニャの庭」はハーニャ(猫)の暮らす家を定点観測的に描いた絵本で、季節の移ろいや、庭や、裏山に現れるいろいろな生き物との交流、飼い主の日常などを淡々と、しかし、繊細に、しっとりと表現している素敵な絵本だ。
うちのかみさんの大のお気に入りで、彼女作の「ちりとちりり」シリーズも何作かうちの本棚にはある。
ボクもチビを膝に乗せて、何度も何度も読んで来た絵本だ。
でも、ボクはこの作品を沢山の子供たちの前で読もうとは思わない!
あの絵柄の細かさ、物語の描き方の繊細さは、どうしても膝の上の距離感でないと伝わらない気がして...。
チビ(三女)が2歳半の頃、ボクは資格を取るために講座を受講していたかみさんに代わり、週に二・三日、一日8時間、子守りをしていた。
ほぼ毎回、当時住んでいた近隣の、東京都清瀬市の大型児童館に通っていた。
長女の時も、次女の時も、決して絵本を読んでいなくはなかったと思うが...。
ボクにとって、これ程絵本を集中的に読んだ時期はなかった気がする。
児童館の幼児部屋に入ると、チビはボク用に大きなクッションを引き摺って来てボクを座らせ、本棚からツバメの様に絵本を運んで来る。
1冊読んでまた次を、2冊読んでまた次を...。
本棚に置いてある10冊程の”その月のセレクト”を、ほぼ毎回、全作読まされる。(男の子が好きそうな戦隊ものの写真絵本は手に取らない)
一通り読むと満足してボクの膝から下り、おもちゃの方へ行って他の子供に混じって遊び始める。
たま〜にボクの方を振り返り、ボクが微笑み返すと、安心した様に遊びに戻って行く...。
そんな生活を、一年以上続けた!
膝の上にいる時、汗かきだったチビから立ち昇ってくる甘酸っぱい梅酢の様な匂い...。
懐かしくも、切なくなる思い出だ!
あの距離感、膝に伝わる温もり...。
同じ絵本を、同じ方向から見る。
読んでいる最中にチビが、気になった所に手を伸ばす。
「ああ、鹿さんがおるな...。」
「こっちにはお花が咲いてるよ!」
読むのを中断しながら相槌を打ち、時に顔を見合わせ...。
笑顔を交わす。
この光景がボクにとって、”読み聞かせ”の原風景だ!
「おはなし会」的に、皆を集めて読むのはあくまで二次的なもの。
ましてや、紙芝居のおっさんの実演は....。
今でこそ、ボクは絵本の読み聞かせをパフォーマンスとしてやっているけど、それと“膝の上”は、同じ絵本を読みはするけど、次元の違うものだと認識している。
あっ!後、子守唄代わりの枕元での絵本も...。
他に適切な言葉が浮かばないし、皆に分かり易く、この「読み聞かせ」って語彙を使っているけど、ボクは正直余り好きな言葉ではない!
「絵本の朗読」じゃ何だし...。
「絵本語り」は、他の人には通じないし...。
皆、「読み語り」とか、いろいろ新しい造語を生み出すけど...。
イマイチしっくり来ないね?
語彙は兎も角、母親(父親)と一対一の時間と、一人の読み聞かせボランティアと複数の子供たちの時間は、正直似て非なる物だとボクは思う!
前者は、やっぱり特別なんだよ!
幾ら、ボクたち読みき聞かせボランティアの技術が優れていたって、幾ら、選書に力を入れたって...。
親子の時間に勝るものはない!
ボクはそう思う。
もちろん、そんな聖域的な作品を皆の前で読んだっていいのだ!
まあ、ボクのキャラじゃないし...。
正直、ボクの声色、雰囲気と噛み合ないってだけのこと...。
女性で、優れた読み聞かせの演じ手であれば、例え、皆の前で読んでも、子供たち一人一人のこころに、”母”の存在を感じさせることが可能かも知れない...。
膝の上の気分を味わうことすら、可能かも知れない...。
残念ながら、ボクには無理だ...。
だから、ボクには手を出せない聖域がある!
いや!手を出せないのではなく、手を出さない、「出したくない!」結界なのだ...。
母子(父子)の蜜月のために、取って置きたい領域!
ボクはむやみに踏み込めない....。
大事にしたいところだ!
よろず語り部 夢追人拝
2014年07月06日
7月6日 吉津幼稚園「縁日ごっこ」→「げんきのき」おはなしコンサート観覧→三野町図書館

これも、金曜の夕方にやっと、「行けます!」のご連絡をしたのだけど...。
行って来ました!地元、吉津幼稚園の「縁日ごっこ」。
朝、家を出ようとすると、ぽつぽつと雨が落ちて来た...。
「これは...。自転車は止めとこうかな?」
そう判断して、三脚&舞台での上演とさせていただいた。
玄関を入ると、園長先生が迎えてくださった。
4月から新しく来られた方で、ボクの紙芝居を観たことがまだなく、大いに期待しておられるらしい!
満面の笑みで招き入れてくださり、「お遊戯室の奥を空けてますので、何作でも演って行ってください!」のお言葉をいただいた。
早速、お遊戯室に三脚&舞台をセッティングし、間もなく、実演を開始した。
本日のお題 「アンパンマンとおばけさわぎ」「じごくけんぶつ」「くじらのおれいまいり」「さらやしきのおきく」「 」(忘れた!また調べときます)「まだだよ まだだよ」「すいかのめいさんち」(順不同)
「縁日ごっこ」というだけあって、ボーリング、お化け屋敷迷路、射的、吸盤弓矢、桐下駄の鼻緒締めの実演販売、魚釣りゲーム、ポップコーンに、アイスに、ジュースに、綿菓子に、風船釣りに、家庭の不要品のバザーなど、盛り沢山...。
紙芝居の観客の集まりが悪いのを気にしたか、先生方が近くのお店を閉めて、園児たちを誘導...。
「いや〜、そこまでせんでええで、先生方...。観たい子だけ観てくれたらええけん!」
お店を閉めてまで演り続けるのも悪いので、3作目に「すいかのめいさんち」を読んで一度休憩に入った。
よろず語り部 夢追人 facebook
https://www.facebook.com/pages/よろず語り部-夢追人/457794067604032
◉FB動画 よろず語り部 夢追人 絵本語り「すいかのめいさんち」 作・平田昌広 絵・平田景
*作者のお二人より、上演・動画公開のご許可を得ております
*動画撮影・著作権者 よろず語り部 夢追人
園長先生がアイスやらジュースやら、ポップコーンを次から次へと差し入れてくださるので、ぱくぱく食べた!
お化け屋敷迷路では、
「我が館にようこそ、迷える子羊たちよ〜!ウッヒッヒッヒ...。」
とか勝手に効果音を入れて遊んでた。
大抵の園児たちは、「ちっとも怖くないよ!」と強がっていたが...。
園児の弟君かな?ちびっ子が一人ビビって泣きました。(苦笑)
11時のイベント終了までに、是非もう一舞台務めたいところ...。
雨も上がったみたいだし、子供たちが園舎の外の廊下に沢山いたので、園庭から園舎に向かって第二部の上演を開始!
ボクの小学校時代からの同級生の娘さんがハマったみたいで、休憩中からず〜っと”次の舞台”を待っていてくれた。
◉FB動画 よろず語り部 夢追人 紙芝居「さらやしきのおきく」途中から最後まで
*動画撮影・著作権者 よろず語り部 夢追人
「さらやしきのおきく」の後はリクエストに応えた。
結構渋いのばっか、選ぶんだもん!
ついて行けない子は、段々、逃げてったな〜。
最後に一人りになった例の彼女、「まだ、読んで!」というので、最後に「まだだよ まだだよ」を読んで本日終了!
法被は汗だく...。
幼稚園のPTA会長さんがアイスを持って来てくれたので、本日二本目!
帰りに、園長先生のところにご挨拶にお伺いすると、ペットボトルのお茶と、スティッチ(ディズニーの「リロ&スティッチ」)のタオルをお土産に渡された。
園長先生、「私、引き込まれちゃって、ず〜っと観ていたかったんですが...。また、いつでも来てください!」と、雨で仕事が休みになった時の乱入を歓迎してくださった!
「また、その内...。」
本日はありがとうございました〜!
よろず語り部 夢追人拝

午後からは「げんきのき」さんのおはなしコンサートへ!
本日、長女が英検受験のため、チビもボクに同行。
降り出した雨は、結構な雨脚に...。
高瀬町図書館で時間調節して、会場である「高瀬町農村改善センター」の二階に着くと...。
「あれ?開演15分前なのに、ボクら父娘を入れてまだ3、4組?大丈夫なの〜?」
他人事ながら、同じ読み聞かせボランティアとしてはかなり心配な状況!
「げんきのき」の皆さんの顔も、なんとなく生彩がない...。
でも...、余計な心配は要らなかった!
流石、長年多くの子供たちの前に「おはなし会」を届けて来られただけあって、開演時間10分越しではあったけど、客席は沢山の親子連れで埋まった。(雨で出足が遅れたんだよね)
「ふ〜!よかった。」ボクも思わず胸を撫で下ろす。
そう、「さぬきの国 紙芝居サミット」を開催する身としては、この状況は決して他人事ではない!
それにね、幾ら他の団体とはいっても、同じ読み聞かせ仲間のこと...。
他人の窮地を嗤う程、ボクも人が悪くはない!
「本当に良かったね!『げんきのき』の皆さん。」
あっ、そうそう、受付のところに七夕のササが飾ってあって、「子供だけではなく、大人も短冊を書いて吊るしてください!」ってことだったので、ボクも書いて来ましたよ!
「さぬきの国 紙芝居サミット」が成功します様に!
この後、パネルシアターから、ストーリーテリング、ヘープサート、スライド上映による絵本の読み聞かせなど、予定は目白押し!
最後の、スタッフと観客全員参加での「手話ソング」は、相変わらずいい感じだ!(写真)
詳しいセットリストは、「げんきのき」さんのHPより。
「げんきのき」公式サイト
http://genkinoki.web.fc2.com/
チビを連れ、今度は連れて行くと約束してた、三野町図書館へ!(チビは最近、歴史人物本にハマっている)
17時前まで「読み聞かせ請負人」として控えていたが、本日は空振り。
お母さんに何作も紙芝居を読んで貰っていた女の子が、チラッ、チラッとこっちを伺っていたけど、残念ながら頼まれず終い...。
漫画を読んでソファーに座って待機してた時、「げんきのき」のお一人が絵本を返しにやって来られ...。
ボクは先程のお礼を述べながら、でも、スライド上映での絵本の読み聞かせのことを、改めて意見交換させていただいた。
前回、全部の照明を消すと子供たちが闇を怖がって、ちびっ子が落ち着いて観れない件、ボクが記事に上げ、ちょっとコメントの遣り取りがあったのだか...。
今回はそれに配慮されたか、会場の居室の一ブロックだけ蛍光灯を消さずに残す方法を取られていた。
でも...。
何故かどうしても、電気を消してプロジェクターで絵本の読み聞かせをすると、ちびっ子の落ち着きがない!
これは、ボクが指摘するまでもなく、その方もおっしゃておられ...。
ボクの様なガラッパチな大きな声の読み聞かせだと、アドリブと力技でねじ伏せる様にちびっ子の関心を持って来れるのだけど、「げんきのき」さんを始め、多くの読み聞かせボランティアさんが選び勝ちなしっとりとした聞かせる系の絵本は、ちびっ子の奇声一言で雰囲気が台無しになってしまう。
騒ぐ子供に気を取られる内に、物語の世界に集中し切れず、お話の世界に入って行けなくなってしまう。
今回、絵本の読み聞かせをされていたお二人が、もの凄く繊細でナイーブな表現をされていたのは、ボクにも分かる!
でも...。
騒ぐ子供の”場”の破壊力は、本当に凄い!
正直、ボクもその絵本の内容を覚えていない程だ...。
ご免なさいね。
そして、ボク以上に客席の子供たちは、騒ぐ子に関心を持って行かれてあろうと想像する。
絵本の読み聞かせは、本当に難しい!
小さい子を連れているお母さんの葛藤も、ボクには痛い程に分かる。
「うちの子騒ぎ始めたから、会場の外に連れ出した方がいいかしら?」とは思っても、上の子を置いて出られないとか...。
「折角、家事を遣繰りして連れて来たのだから...。」とか...。
その顔に、全て表れてる。
しかし、読み聞かせボランティアの葛藤も、また、同じ舞台に立つ身のボクにはよく分かる。
「聞かせる場面なのに...。」とか、「折角選んだ、いいお話なのに...。」とか...。
「うるさくするなら、子供を連れて出てくれ!」とは、正直、ボク達ボランティアには言い辛い!
でも...。
「その葛藤、ボクにもよく分かるよ!」
それでも、ボク達は笑顔でいなければならない。
喜んで聞いてくれてる時の、キラキラ輝く子供たちの瞳と、全く聞いてくれない時の子供たちの残酷さと...。
それは表裏一体!
読み聞かせボランティアなら、そのどちらも経験する諸刃の剣なんだよ!
それでも、輝く瞳を見ることができる喜びの方が勝る!
だから、ボクらは絵本の読み聞かせを止められない。(笑)
「げんきのき」さん、お互いこれからも楽しんでやりましょう!
本当に、いつもいつもありがとうございます!
よろず語り部 夢追人拝
2014年07月06日
7月5日 丸亀市城北幼稚園「なつまつり」に行けた〜!

「行きは瀬戸大橋経由で来たから、帰りはしまなみ海道経由だ!」(実は、まだしまなみ海道を通ったことがなかった...。元カメラマンなのに!)
天気は残念ながら曇天だったけど、しまなみ海道の風景を楽しみながら目指すは、丸亀市の城北幼稚園!
大三島の大山祇神社と宝物館に後ろ髪を引かれつ、ノンストップで高速を走る走る!
で、園に到着したのは、実演のお約束の一時間以上も前...。
「先生スミマセン!早過ぎました...。」
紙芝居自転車に道具一式を積んで、「なつまつり」会場である園庭から陰になってる、自動車の隙間に停めて隠した。
受付のところで、この園とボクを結び付けてくださった、PTAの T さんがおられた。
「昨年に続き、呼んでいただいてありがとうございます!スミマセン、来れるかどうかお返事のできないまま...。」
職員室に通されソファーに座ると、早速、お土産のポップコーンと焼きそばを渡された。(いつも済みません!」
目の前には丸亀市のゆるキャラ、京極くんとうちっ娘ちゃんと、”お付き”のスタッフの女性2名が...。
一時間も前に現場入りしちゃったので、折角の機会、若い女性との会話を楽しむ。(向こうは迷惑だったかも知れないけど...)
紙芝居上演のタイミングにもご一緒いただけるというので、最初に演じる「ネコのたいそう」を下読みしていただき、「よかったら一緒に体操してね!」の無茶振りを...。
京極くんもうちっ娘ちゃんも、この暑さだし、動き辛い身体なので「ちょっと悪いかな〜?」と思ったけど、快諾してくださった。
園庭では、浴衣や甚平姿の園児たちが、きらきらの作り物を振ってダンスを始めてる。
共演のお礼に、京極くんとうちっ娘ちゃんの、FB用写真撮影のカメラマンを引き受けた。
といっても、スタッフさんのスマホでの撮影だけど...。
「ちゃんと写ってましたか〜?」
「京極くんとうちっ娘ちゃん」facebook
https://www.facebook.com/kyogoku.ucchico
さて、お約束の18時前、園児が京極くんたちに気を取られてる隙に、ボクは自転車を園庭の指定場所に移動した。
先生方が観客席として、ブルーシート三枚を拡げてくれている。
今回、ボクに与えられた上演時間は20分!
「あちゃ〜、ちょと短い...。3作演じられたらいいとこだな?何を演ろうか?」
「とざい と〜ざい!紙芝居始めま〜す!」
本日のお題 「ネコのたいそう」「アンパンマンとおばけさわぎ」「まだだよ まだだよ」
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https://www.facebook.com/pages/よろず語り部-夢追人/457794067604032
◉FB動画 よろず語り部 夢追人 紙芝居「ネコのたいそう」途中まで
*動画撮影・著作権者 よろず語り部 夢追人
*友情(?)出演&たいそうへの参加 丸亀市のゆるキャラ、京極くんとうちっ娘ちゃん
う〜ん!正直ちょっと消化不良...。
本当は「さらやしきのおきく」か「じごくけんぶつ」を最後に演りたかったのだけど...。
「アンパンマン」を終えた時点で、残り5分。
この前買ったばかりの、市居みかさんの「まだだよ まだだよ」をねじ込んで、痛恨の時間切れ!
「ああ〜!」
片付ける間に、子供たちに鳴り物を叩いて貰ってると、園長先生が「後10分演じていただいても...。」とおっしゃってくださったのだけど...。
「もう、無理です!園児たちの関心は、既に鳴り物に...。」(こころの中)
この後園庭では、お父さんたちによる花火が披露される。
その隙に、ボクは紙芝居自転車を駐車場に運び、汗だくになった法被を作務衣に着替えた。
去年よりちょっとノリが悪かった様な気がして、ボクは反省しきりだけど...。
「また来年も来てくださいね!」と謝礼金をいただいた。
「来れるかどうかも分からず、返事ができないままだったのにご用意いただいていたんですね?本当にありがとうございます!」と申し上げると、
「ご父兄の方から、『去年本当に面白くて子供たちが喜んでたから、今年も是非!』との声が上がったので...。」
後で T さんにお礼を申し上げると...。
「来年から下の子が入園するので、また、しばらく紙芝居を宜しく!」
との有難いお言葉!
「ええ、ええ!何年でも参りますとも!仕事が入らなければ喜んで!」
城北幼稚園の皆さま、
「今年は晴れてよかったね〜!紙芝居観てくださってありがとうございました!また、来夏!」
よろず語り部 夢追人拝
2014年07月06日
7月5日 広島県まで、村上美保子講演会「東日本大震災と住民の支え合い」を観覧に

香川県三豊市の自宅を出発したのは朝6時前!
三豊鳥坂インターから高速に乗り、瀬戸大橋経由で目指すは、広島県の五日市インター。
早朝のためか思った程の交通量ではなく、講演会場の佐伯区文化センターに到着したのは、開演の2時間前!
適当に入った喫茶店で朝定食(ご飯にみそ汁、卵焼きに冷や奴、小鉢に味付け海苔 500円也)を食べ、センターのオープン時間9時に合わせて改めて...。
センターの前には、開館を待つ人の列が...。
「おお!講演会の一時間も前から行列が?」と思っていたら、併設の図書館の利用者だったみたい。
ホールの受付に人がいたので、開場時間を聞くと、9時半とのことだった。
折角時間が空いたので、「行った先の図書館訪問記」用に図書館の紙芝居寺コーナーを物色した。(後日、別記事を!)
再び受付に行くと、既に村上さんが開場入りされたみたいで...。
ボクは楽屋口にお伺いし、スタッフに名刺を渡し、村上さんとの面会を申し出た。
しかし、既にホール内でテレビ局の取材が始まってしまった様だ。
活動報告展「笑顔よ届け! 東北紙芝居巡礼」のアルバムを託し、「よかったら村上さんに見ていただきたいので...。」とお願いした。
さて、いよいよ開場時間!
受付で資料をいただいてホール内に進むと、ちょうど村上さんに向けカメラが回っていた。
村上さんの旦那さま(通称 「おっとっと」さん)の名前が書かれた席があったので、その横、最前列に荷物を置き、録画の邪魔にならない様に一度外に出た。
受付で、「紙芝居の絵を描かれている、いくまさ鉄平さんは来られてますか?」とお伺いすると、ちょうどボクの後ろにおられ...。
「ああ、この方だったんだ!”いくまさ鉄平”はペンネームで、本名は別のあのお方だったんだな...。」
「後で、『東北まち物語紙芝居化100本プロジェクト』制作の紙芝居を、香川の人たちの前でボクに上演させて欲しい旨、お願いしなくては!」
「東北まち物語紙芝居化100本プロジェクト」facebook
https://www.facebook.com/pages/東北まち物語紙芝居化100本プロジェクト/331079223601818?fref=pb&hc_location=profile_browser
再び開場に入り席に戻ると、撮影を終えられた村上さんがボクの前を!
「ご無沙汰してます!」
「...?誰かと思ったら....。」
村上さんが手を差し伸べてくださったので、がっちりと再会の握手を交わした。
「今日は香川から来ました!村上さん、とうとう紙芝居も始められたんですね?」
ボクは今日、久々に例の作務衣を引っ張り出して着ていたのだった。(洗うと寄せ書きが薄くなるから、正直なるべく着たくない!)
東北紙芝居巡礼時の村上さんの寄せ書きには、「長い冬が過ぎれば、みちのくにも、きっと春が来る!!」の文字が...。
続々と観客席が埋まって来た。
マスコミも何社か取材に来ている様だ!
最前列の席から後ろを見渡すと、最後列に「おっとっと」さんの姿を見つけた...。
側に寄ってご挨拶をすると、「舞台に上げられちゃうので、(名前が貼ってあった)前には座りません。」とのこと。
長い間のご無沙汰を詫びると、「写真見ましたよ!沢山撮ってたんですね〜?」のお言葉を...。
さていよいよ、村上美保子さんによる講演が始まった!
でも、ボクにはとても講演の内容を書き表すことはできない!
福島県相馬市新地町、海岸から2キロの場所で「朝日館」という旅館を営んでおられ、2011年3月11日の地震発生から、津波の到来、避難所での対応、応急仮設住宅での暮らし、そこの”仲間”と興した自主的な町おこし活動、「東北遍路八十八ヶ所」を制定し、東北に”人とお金”を呼び込む試みについてなど、静かに、しかし情感たっぷりに、熱く、そして厚く訴えた。
震災直後からの詳細については、リアルタイムで克明に書かれた彼女の手記があるので、是非こちらを遡って読んでいただきたい!
村上美保子さんのブログ「朝日館女将のてんてこ舞日記」
http://asahikanok.exblog.jp/
ボクは2012年2月〜3月、「東北紙芝居巡礼」として福島県伊達市在住、「梁川ざっと昔の会」代表、横山幸子さんを訪ね、福島県富岡町の方々が避難されている、郡山市、いわき市、三春町などの応急仮設住宅11ヶ所を慰問する機会を得た。
*「東北紙芝居巡礼」については下記リンクより。(かな〜り遡って、ご覧ください!)
*注 カテゴリーの最初にまたこの記事が表示されますが、そのままスクロール!
ブログ「絵本語り オリジナル」より、「東北紙芝居巡礼」カテゴリー
http://yorozukataribe.blog41.fc2.com/blog-category-12.html
横山幸子さんは日本全国津々浦々に講演に呼ばれる、大変有名な民話の語り部(ご本人は”語り部”を名乗らず、”お話おばさん”と呼び表しておられる)で、高知県立文学館での市川麟一郎さんの講座にゲストで来られていた際、無理をお願いして福島訪問の機会をいただいたのだった。
その旅の最中、「梁川ざっと昔の会」の「リーダー研修会」に出席した折りに、講師として来られていたのが村上さんであった。
その時、彼女は既に色々な所で、震災の体験を語っておられたけれど、今回、広島の講演を拝見して驚嘆したのは...。
「村上さん、福島での講演の時とお話の内容は全く同じはずなのに、ジェスチャーが増え、お話のトーンにメリハリがつき、繊細な言葉選び、より分かり易い言い回しへの変化、間に冗談を入れる程の余裕...。語りに厚みが出て、いよいよ東北大震災の語り部として、益々力を付けられたんだな〜!」
って...。
圧巻でした!
その体験者によるリアルな語り、より一層洗練されて...。
何より、”訴えたいもの”があるその凄み!
「いや〜、本当に広島まで出向いた甲斐がありました。」
そして、紙芝居「命の次に大切なモノ」!
残念ながらプロジェクターによる投影で、”絆”のレリーフの入った紙芝居舞台での実演ではなかったのだけど...。
ああ、動画を録ったので、皆さんにお見せしたいところだけど、勝手に公開できないしな〜!
是非、機会があったら、ご本人による生の実演を観てください!
ボクは目に涙を溜めながら観ておりました。
「是非、これを香川県の人々の前で、ボクが演じたい!決して忘れ去らせず、伝えて残さねばならない!」
ボクはそう、強く思ったのだった。
最後に質問コーナーがあったので、ボクは思わず、
「これらの紙芝居を演じる機会をいただけないか?ボクは香川県で紙芝居と読み聞かせボランティアをしており、また、現在地元の自治会の自主防災活動の隊員をしている。今まで防災訓練などの場で、紙芝居『稲むらの火』などを上演したけれど、是非、これらの紙芝居をご提供いただきたい!全国の読み聞かせボランティアに託せば、もっと、これらの物語が広がると思う。ご検討をおねがいいたします!」
そう、熱く訴えた。(質問ではなかったかも知れない...。)
村上さんは「命の次に大切なモノ」の脚本を書いておられるが、制作は広島県の「東北まち物語紙芝居化100本プロジェクト」であるから、
「プロジェクトの方と、ご相談してみて...。」
というご回答をいただいた。
観客が会場を後にするのを見送りながら残っていると、村上さんが改めて寄って来てくださり、「また、是非東北に来てください!」と再び固く握手をしてくださった。
「ありがとうございます!カメラマンを廃業して、就職してしまったので、中々、長期の休みが取れず、おいそれとは東北に行けないとは思うけれど、いつか必ず!本日は有難うございました。来れて本当に良かったです。」
満足して会場を出ようとすると、テレビ局の方に呼び止められた...。
「あの〜、先程....。インタビューにお応え願えますか?」
わざわざ香川県から来たというのに興味を持たれたのか?それとも、紙芝居のおっさんに食いついたのか?
ボクはカメラの前で、一生懸命自分の思いを語り、広島県佐伯区文化センターを後にした。
さあ、丸亀市城北幼稚園の「なつまつり」に行かなくちゃ!
「待たせる訳にはいかないぞ!」
村上さん、「東北まち物語紙芝居化100本プロジェクト」の皆さま、今後とも宜しくお願い申し上げます!
有難うございました!
よろず語り部 夢追人拝