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香川県三豊市在住。

 非営利で、紙芝居と絵本の読み聞かせパフォーマンスをしている、ひげのおっさんだよ。よろしくね!十八番は、かがくいさんの作品。ばいきんまんの声色、鬼や、閻魔や、やまんばなどの怖いもの系!がらの悪い坊さんとか...。

追伸 2012年6月より一部、「投げ銭」制と、身柄拘束料として時給・日当をお受けする「雇われ」制を導入したので、完全非営利ではなくなりました!悪しからず、ご了承ください。
(あくまでも基本はボランティアです)
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2014年07月15日

子供たちの自尊感情の欠如は、どこから?

子供たちの自尊感情の欠如は、どこから?






 昨日の続き!

 宇多津中学校図書館司書の大川さんの講演で、ボクが一番引っかかったワードはこれ、

 「子供たちの自尊感情が低いんです...。」

 昨日ボクが書いたことは、全てここに集約される。

 そうなんです!現代の子供たちの自尊感情は、極めて低い様にボクも感じる。

 親に愛されて育った実感がないのではないか?

 望まれて、この世に生を受けた実感がないのではないか?

 親にすら受容されてない、疎外感を感じながら育ってはいないだろうか?

 ボクはそう危惧している!

 交流会終了後、ボクは大川さんに声をかけさせていただいた。

 「先程の講演で、『子供たちの自尊感情が低い。』とおっしゃっておられましたけど...。学校の教育現場で、やはりそう感じるんですか?ボクも感じてはいたんですけど...。」

 「はい。」

 「家庭の事情もあるかとは思いますが、乳幼児期にああいう扱いを受けて育てば、無理もないことだとボクは思います。視線を合わせずに生返事とか...。携帯などを操作しながらの”ながら子育て”とか...。」

 ボク達大人は、手厚く育てるべき幼児期に放ったらかしにしがちで、むしろ放っておいてやって欲しい、思春期にヤケに手厚いサポートをしてしまってるんじゃないの?

 幼児期の愛情不足を補う様に...。

 「三つ子の魂百まで」、もう正直、今更手遅れだと思うんだけど...。
 

 「不来方の

   お城の草に寝転びて

  空に吸はれし

   十五の心」

                   石川啄木

 思春期ってのはさ〜、自分自身で求めて、自分自身で探って、自分自身で懊悩して、自分自身で試行錯誤し、自分自身で壁にぶつかり、自分自身で掴む時期だよね?

 それを大人が先回りして、「こういうものが必要だろうから...。」とか、「こういう風に悩むんだよね?だから、こんなサポートを...。」とか、正直要らなくない?

 お仕着せは、むしろ自立を妨げるんじゃない?

 ”自分で手に入れた感”っていうかな?苦労して、”自分だけで成し遂げた感”というか?

 そんな、カタルシスは必要だよね?

 それを大人の手柄にするのは、ボクはズルいと思う!

 いいじゃん!失敗しても...。

 いいじゃん!壁にぶつかっても...。

 どうせ大人になったら、自分自身で何とかしなきゃなんないんだよ!

 上手くできようが、できまいが...。

 今は学生ということで、その予行演習期間みたいなもの。

 本番はまだ先だし、本当にどうにもならなかった時にサポートできる様に、親も先生もいる訳だよね?

 どうにもなくなるまで、手を出さない育て方ってのも大事じゃない?

 先に先に回って、”転ばぬ先の杖”を差し出し過ぎると、子供たちは失敗した経験から学ぶことができない!

 そこからリカバリーする術を学習できない!

 ”親”っていう字は、木の上に立って見るって書くよね?

 つまり、手を出さずに見守るってことさ!

 もちろん、どうにもならなくなった時は、全力で、命がけでサポートする。

 それが、”親”であり、人生の先輩としての大人の立場なのではないだろうか?

 子供たちに”失敗の機会”、”葛藤の時間”を与えることこそ、大人の務めなのではないだろうか?

 一人で生きて行ける様に育てることこそ、本当の意味の”育児”だと思う。

 子供の遊び相手になってやることや、オムツ替えをすることだけが育児じゃ〜ない!

 話が変わるけど、ボクは釣りをする人だけど、いろいろな釣り方がある中で、「穴釣り」って分野があるのだけど...。

 テトラポッドや岩などの隙間にエサのついた針を落し込んで、根魚(穴の中に潜んでいがちな魚 例えば、カサゴ、メバル、アイナメなど)の目の前でエサを散らつかせる。

 普通はそれらの魚が外に出て来るのを待って、穴の外側で釣るものなんだけど、もうね、直接目の前にエサを送り込んでしまう釣り方。

 何かね...、それが浮かんだ...。

 子供たちが穴から出て来るまで待てないっていうか...。

 子供たちを、余計ずぼらにするっていうか...。

 「君たちさ〜、自分で求めなよ!自分で探しなよ!大人たちの敷いたレール通りじゃ、つまらなくないかい?沢山の本から、自分自身で見つけ出した自分にとってのこの一冊!そういう本に出会った時の喜びは、誰かに薦められた本とは、一味も、二味も違うよ!もちろん、スカを食らう時だってあるさ...。でも、だからこそ苦労して手に入れた一冊の有難味が増すんじゃん!」

 ああ、グズグスな文章になって来てるけど...。

 ボクが何が言いたいのか、分かる?

   よろず語り部 夢追人拝

追伸 今の学校の現場が、そんな”子供たちの失敗”を許す余裕もないのが、現状なのかも知れない!

 今の、学校の現場は、中学校に限らず、小学校でも、幼稚園や保育所でも厳しい状態なのだろうと想像する。

 でも...。


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