2014年05月03日
「ボクの紙芝居は、黙ってお行儀よく観なくていい!」

先日の「お子様を置いてけぼり...」の記事は、思いの外反響が大きかった。
でね、その中で「紙芝居の真っ最中に邪魔をする子が...。」という書き方をしたのだけど、「では、どこが境界なんだろう?」という疑問が湧くでしょう?
ボクは、これでも結構ユルい方だと思うんだよね!
基本、他の人の妨げになっていなければ、何をしていてもOK!
よく「おはなし会」や学校での読み聞かせなどの時に、
「はい、◯列に並んで!はい、足を崩さないできちんと座る。喋らずに静かに黙って聞くこと!」
とかやってるけど...。
「ボクの紙芝居は、黙ってお行儀よく観なくていいから!」
いや、黙って観られるとむしろ、面白くなくて盛り下がっているのかと不安になるから、ちょとはリアクションをとって!(苦笑)
以前、神田小学校に「昼休み紙芝居ジャック」にお伺いした時に、
「ボクの紙芝居は寝っ転がって観てもいいよ!でも、他の読み聞かせボランティアさんの時には、ちゃんと聞いてあげてね。(笑)」
って言ったら、校長先生他、先生方皆がビックリされていた。
授業の一環としての読み聞かせなら、もちろん寝っ転がってはなしだろうけど、あくまでもお昼休みの自由参加のアトラクション。
寛いで貰っていいんです!
それにね、真剣に観始めると子供の姿勢は自ずと前のめりになるし、物語に集中すれば喋ってる子なんていなくなる。
魅せて聞かせて、黙らせた者勝ちでしょう!
この前の放課後児童クラブ巡りの時も、結構低い学年の子たちが対象だったのだけど、お話に集中してほとんど微動だにしなかった。
「今日は、熱心に黙って聞けたね〜?」
って指導員さんたちも驚いていた。
そもそも、「静かにしなさい!」って言ってる先生の声が、演じてるボクには一番耳障りなんだよね!(失礼)
演じ手に気を遣ってされているのは解るんだけど、ボクにはその必要がない!
しばらくすれば、皆お話に集中し始める。
それに、無理に感謝の言葉とかを言わすのも必要ないよ!
面白かったら自然に、「ありがとう!面白かった〜。また来てな!」って口に出るし、結構、玄関先まで見送りに来てくれる子がいるよ。
ハイタッチしに来る子もいれば、握手を求めて来る子もいる。
手紙を渡されたりね...。
子供は自分の気持ちに正直だから、自然とそうなるよね。
大人が変にコントロールしようとしなくても、伝わる時は伝わるもんだ!
ああ、舞台に立っててよかったなって、本当に嬉しくなる。
疲れなんて吹っ飛ぶよ!
ボクは、子供の笑顔に力を貰ってるんだ。
よろず語り部 夢追人拝