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香川県三豊市在住。

 非営利で、紙芝居と絵本の読み聞かせパフォーマンスをしている、ひげのおっさんだよ。よろしくね!十八番は、かがくいさんの作品。ばいきんまんの声色、鬼や、閻魔や、やまんばなどの怖いもの系!がらの悪い坊さんとか...。

追伸 2012年6月より一部、「投げ銭」制と、身柄拘束料として時給・日当をお受けする「雇われ」制を導入したので、完全非営利ではなくなりました!悪しからず、ご了承ください。
(あくまでも基本はボランティアです)
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2014年06月11日

「さんまいのおふだ」に見る、”語り”の気配について

「さんまいのおふだ」に見る、”語り”の気配について





 本当は明日、この記事を書くつもりだったんだけど...。

 続けて書いちゃえ!(現在23時半)

 さて、英語の読み聞かせの後は、昔話の読み聞かせについて。

 「子どもによる絵本・紙芝居読み聞かせ発表会」最後のエントリーは、中学3年生の女の子二人組。

 演目は「さんまいのおふだ」!

 そう、紙芝居にも「やまんばと三まいのおふだ」(前編・後編の2巻組)があるし、「たべられたやまんば」も元は同じ話。

 ここでボクが気になったのは、「◯◯だったって」っていう終り方をする文が、何回か出て来ること。

 これきっと、意識しておられる方は少ないと思うけれど...。

 紙芝居でも、絵本でもなく、素語り、つまりは民話の口伝による言い回しの名残りなんじゃないかな?

 だって、絵本の文体としてはちょっと異色でしょ?

 2006年6月発刊、福音館書店の「こどものとも」シリーズ、「つぶむこ」(再話・小林輝子 絵・飯野和好)にも、「◯◯したっけと」という表現が沢山出て来る。

 それどころか、全ての文の終わりが「◯◯と」とか、「◯◯とよ」で締めくくられている。

 「◯◯なんだって」っていうのは誰かに伝聞する時の表現だから、これらの絵本の文体は、誰かに語りかけてる口語的表現だと思っていいと思う。

 脚本が再話な訳で、ず〜っと語り継がれて来た民話が元になっているから、

 それは、映画「じんじん」の冒頭、囲炉裏端での昔語りのシーンの様な感じで伝承されて来たものなんだろう!

 そういえば、映画「じんじん」の冒頭の話も、この「さんまいのおふだ」だったよね?

 だから、ボクがこんな感じの文体の絵本や紙芝居を読む時には、囲炉裏端で子供たちに語って聞かせているばあちゃんの様に、誰かに語りかけてる雰囲気で読んでみたい。

 ボクは、ストーリーテリングは物語をすっかり覚えてしまわなければならないので、まだまだ、足を踏み入れていないけど...。

 せめて、絵本や紙芝居の中で、”語り”の気配を伝えて行きたい!

 一応、「よろず語り部」を名乗ってますんで...。

 その名に恥じぬ様に...。

    よろず語り部 夢追人拝


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